ブックメーカー 引き分けの場合
ブックメーカーを利用する場合、一般には勝ち負けのどちらかをあらかじめ予想するものですが、結果がすんなりと決まらないこともあり得ます。たとえば対象となっている試合が引き分け、いわゆるドローゲームになってしまった場合です。これはブックメーカー全体としてのルールというよりも、個々のケースによって取り扱いが異なることがありますので、事前の確認が重要となってきます。
ブックメーカーの表示がドロー・ノーベッドとなっていれば、引き分けの場合は無効、つまりは最初からゲームはなかったものとみなされますので、返還を受けることが可能です。引き分けの場合も選択の対象に含まれるようであれば、勝ちと負けのどちらを予想したとしても、結果はドローで的中しなかったことになりますので没収の扱いとなります。この場合は勝ちと負け意外の第三の選択肢としてドロー、すなわち引き分けがあったことになりますので、あらかじめ引き分けを予想していた人が的中というのが正しい理解です。
このように単にブックメーカーでの引き分けの場合といっても、タイプによって異なる取り扱いを受けることがありますが、どちらのタイプがよいのかは一概には言えないところです。勝ちと負けのいずれかを予想するだけであれば、的中する確率は高まりますが、それは他の参加者にとっても同様ですので、オッズが低下してしまう原因にもなります。引き分けまでを含めるタイプの場合には、選択肢はそれだけ増えることになり、特に引き分けというのは珍しい結果ですので、必然的にオッズが高くなるというメリットがあります。このように単純なしくみではありませんので、目的を踏まえて見定めることが必要です。